人気ブログランキング |
トップ
母のこと
あさ目覚めると、昨日のことは夢?
一瞬頭をよぎった。

洗面台の鏡に映るわたしの顔は
目が腫れ上がりまるでおいわさん。
ゆめであって欲しかった。


午後から、わたしと同じ目をした姉を車に乗せて
母の元に向かった。

しんみりしないように、明るい話題でいこうね、と姉。


病室のベッドで横たわる母の顔は疲れていた。

きっと、昨夜は眠れなかったに違いない。
そして、父も。

お昼は父の手作りのやきそばと卵焼きを少し食べたそうだ。
美味しかった?と聞くと
のびてた!と苦笑いをしていた。

今朝、トイレに連れて行って貰った際に、
尻もちをついて、腰を打撲したそうだ。
立てると思っていたのに、身体に力が入らなかったと。
ショックだっただろう。
出来ていたことが、突然出来なくなるのだから。

日に日に、笑い顔が減り、気掛かり。

今日は一度座っただけで、ずっとベッドに横たわったまま。

脱毛速度もあがり、母も気にしていた。

姉が、ブラシをとり、とかしはじめると
ごっそりと髪の毛が落ちた。
姉は母に気を使いながら、こっそりティッシュにくるんで捨てた。
わたしは、ベッドにゴロゴロをかけた。
何度も何度も。
わかってはいたものの、みている私がこんなにもショックなのだから、母だって…

抜けた毛は、半年掛けてまた生えてくる。
どうか、それまで…

看護師さんのススメで帽子を買う事にした。

売店に行き、写真を見せたら、自分で選びたいと。

車椅子に乗って家族4人で売店へ向かった。

母の手の上に次々に帽子のサンプルを置いた。

これもいいね、こんな生地もいいね、と
選びきれない様子だったので、
クリスマスプレゼントにと、2つ選んでと伝えた。
そろでも決めかねていたから
姉からもプレゼントするよ、という事になり
ブラックと、カーキ、ピンクの3つを選んだ。

このパジャマの時はこの帽子で…としっかり決めて選んだらしい。
母らしいな。
姉と、メリークリスマス!と帽子を渡した。

この時間で、母は早く部屋で横になりたいと言った。

私たちの前では、痛いと決して言わないと心に決めたのだろう。
痛いと言わない。
そんな、母の覚悟がまた胸をさした。

夕飯には、大葉を巻いてお寿司が食べたいと言ったので、直ぐに買いに出た。
4貫食べたそう。

今日、母の笑顔を見られたのは
たった1度だけ。

昨日、宣告されたばかり、当たり前だ。


母は、今どんな気持ちなのだろう。

こんな時はどうしたらいいのかさえわからない自分が情けない。

明日は、病室の引越しがある。
頑張り過ぎている父のこともフォローしたい。




by home-cafe | 2014-12-24 01:14 | Diary*
<< 母のこと 母のこと >>